スモークチップって何!?
みなさんはスモークチップをご存知ですか?
スモークチップとは、原料となる木をチップ状に加工した燻煙材のことです。
燻製調理をするには欠かせない必須アイテムとなっており、代表的なスモークチップにはクルミやリンゴがあります。
チップそれぞれに異なる風味や香りがあり、それぞれの違いをお楽しみいただけるのも燻製調理の醍醐味です!
また食材によって合う、合わないもございますので、どのスモークチップが合うのかを試してみるのも楽しみの一つです。
今回は、スモークチップの特徴や相性が良い食材をご紹介します。
紹介するチップは20種類あるので、ぜひ自分好みのチップを見つけてみてはいかがでしょうか。
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目次
1.スモークの定番5選
2.果物の木が原料のチップ3選
3.お酒に合うチップ3選
4.初心者にオススメのチップ3選
5.変わり種チップ2選
6.外国原産のチップ4選
7.おわりに
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1.スモークチップの定番5選
ご紹介する5種類のチップは、燻製初心者から上級者までお楽しみいただけるスモークチップとなっております。
①リンゴ
リンゴの木を原料としており、チップからリンゴの香りがほんのりと感じられるのが特徴です。
このチップ自体が甘い香りなので、他のチップとブレンドをせずに単体で使用するのがおすすめです。
少しクセのある食材では、せっかくの香りが感じられない場合もあるので、鶏肉や白身魚、チーズ、ナッツなどのクセのない食材で作ると香りをお楽しみいただけます。
②サクラ(チェリー)
サクラの木を原料としており、とても強い香りが特徴のスモークチップです。
クセのある食材(豚肉や羊肉、青魚やサーモンなどの)とも相性が良く、サクラチップはどんな食材にも使用できます。
一度に沢山の食材を燻製する時にも使いやすくて初心者向けです。
③ヒッコリー
クルミ科の落葉樹を原料としており、香りが強いのと煙が多いのが特徴です。
どんな食材にも合って、煙がよくでるチップの定番で初心者の方にはおすすめです。
ほのかに酸味があり、ハムやベーコン、チーズなどと相性◎
④クルミ
クルミの木を原料としており、それほど香りも強くないのが特徴です。
どんな食材でも合う万能チップで、肉や魚などどんな食材でも使用できるのでおすすめです。
⑤ブレンド
ブレンドは、数種類のチップを混ぜてできており、香りも比較的控えめなのが特徴です。
各ブランドによって配合の分量が違うので、自分が好きなブランドを見つけるのも楽しみの一つです。
また自分のお気に入りのチップを少し足すことで、オリジナルチップを作って楽しむこともできます!
2.果物の木が原料のチップ3選
今回ご紹介するスモークチップは、果物の木を原料としており、燻製時にフルーティーな風味をお楽しみいただけます!
この3種類のチップは流通自体が少ないので、見つける事ができたらラッキーかもしれません。
①ピーチ
桃の木を原料としており、燻す前からとても甘い香りがするのが特徴です。
色付きもよくとてもスモーキーで、甘く香ばしい風味は、鶏肉や牛肉などと相性が◎
②ブドウ
ぶどうのつるを原料としており、ぶどうの甘い香りが特徴です。
糖度が高く濃い香りで色付きも良いので、あっさりした食材(魚と鶏肉や牛肉)ととてもマッチします!
特に、ワインのおつまみとして食べるチーズとの相性が◎
③みかん
みかんの木を原料としており、甘く酸っぱい香りが特徴です。
色付きがとても良く、どんな食材ともマッチするので使い勝手がいいですが、特にお肉との相性が◎
ですが加工に時間がかかることもあり、流通が少ないのが現状です。
お酒に合うチップ3選
お酒好きにはオススメのチップ3選です!
こちらの3種類は煙の調節も必要になってくるので、燻製上級者向きのチップとなっています。
①ウィスキーオーク
ウィスキーを熟成するために使用していた樽材を原料としており、重めで強い香りが特徴です。
燻す前から、ウィスキーの香りが感じられ、甘く深い香りと渋さもあるので、白身魚やチーズとマッチします。
燻製調理に慣れてきた方や上級者におすすめです。
②バーボンオーク
バーボンを熟成するために使用していた樽材を原料としており、酸味が強いのが特徴です。
酸味がとても強く、扱い方も難しいため、上級者向けにはなります。
特に脂身の多い豚肉との相性抜群です。
③ピート
ピートは、スモークチップとは少し種類が異なります。
水生植物などが炭化した泥炭を原料としており、スコッチウイスキーの香りとしてよく使用されています。
とて強いスモーキーフレーバーが特徴で、お酒のおつまみになる食材と相性が抜群です。
4.初心者にオススメのチップ3選
今回ご紹介するチップは、初心者が初めて燻製に挑戦する際に、比較的に扱いやすいチップとなっております。
初めて燻製調理をされる方は、ご紹介するチップの中から挑戦してみてはいかがでしょうか。
①ナラ
ミズナラの木を原料としており、クセがない香りで、食材の色つきが良いのが特徴です。
タニタンが多く含まれており、渋みはありますが、色つきがとても良いので、特に魚介類とチーズに使用すると色の仕上がりが綺麗になります。
初めて燻製に挑戦する人にもおすすめのチップです。
②ヒノキ
檜の木を原料としており、香りがとても強く色付きが良いのが特徴です。
BBQなどのアウトドアにとても人気のスモークチップで、特にチーズとの相性抜群です!
また、ヒノキは着火剤としても使用できるため、アウトドア向きのスモークチップとなっています。
③カエデ(メープル)
主にイタヤカエデの木を原料としており、やや甘くやわらかい香りが特徴です。
鶏肉や白身魚などのクセの少ない食材ととても合います。
色んな食材とマッチして、クセが少ないので初心者には特におすすめです。
変わり種チップ2選
この2種類のチップは少し変わり種となっております。
特徴としては、燻す際にススやヤニが出てしまうなど、取り扱い方に少しクセがあります!
①松
針葉樹は一般的に燻製材には適さないとされています。
ですが、松はチーズとの相性もよく、欧州では松のスモークチップを使ったチーズの燻製が商品化もされています。
②杉
杉も針葉樹で松と同様に燻製材には適さないとされています。
また、杉は多少ススやヤニもありますが、身近にある燻製材としてはチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
外国原産のチップ4選
原料となる木が、外国原産の4種類のチップを紹介します!
海外では主にBBQの際に使用される事が多いチップです。
①ぺカン
アメリカ原産のクルミ科の落葉高を原料としており、アウトドア時のスモーク材に使用されています。
素材本来の旨味にスモーキーな風味を加えて仕上げてくれるのが特徴で、豚肉や鶏肉などと相性◎
②メスキート
南米原産の常緑低木を原料としており、アウトドアで燻製用チップとしてよく使用されています。
香ばしくなめらかな香りで、非常にゆっくり高温で燃えるのが特徴です。
色付きも良いので、牛肉との相性◎
③ブナ
欧州原産のブナの木を原料としており、少々渋みもありますが、ほんのり甘さもあるのが特徴です。
ブナにはタニタンが多く含まれているので、食材の色付きがとても良いです。
特に魚介類との相性が◎
④ハンノキ(アルダー)
アメリカ原産の落葉樹を原料としており、アウトドアなどの燻製用チップとしてよく使用されています。
深みがある味わいで食材の色付きが良いのが特徴で、魚介系の食材と相性がいいです。
特にサーモンとの相性◎
おわりに
燻製調理に欠かせない、スモークチップには沢山の種類がございますので、自分好みのチップを探してみてはいかがでしょうか。
また燻製調理でも簡易的なものから、本格的なものまでございますので、ぜひ色々な燻製方法にもチャレンジしてみてください!
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燻製調理にチャレンジした事のない方でも手軽に始まられますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。