燻製器って何?
燻製器と聞いて、「燻製器って何?」と思う方もいらっしゃいますよね。
今回は燻製器を購入しようか迷っている方や、燻製料理が好きな方におすすめ!『燻製器の選び方』をご紹介いたします。
目次
1.燻製器って?
2.三つの燻煙法
ー 熱燻(ねっくん)
ー 温燻(おんくん)
ー 冷燻(れいくん)
3.燻製器の種類
ー 箱型燻製器
ー 鍋型燻製器
ー 設置型家電燻製器
4.燻製器で使用される素材
ー 鉄
ー ステンレス
ー 陶器
ー ホーロー
ー 段ボール
5.オススメの燻製器ブランド3選
おわりに
1.燻製器って?
燻製器とは、煙で食材を燻して、香りや色付けを行うための調理器具で、燻製調理をするのに欠かせないアイテムです。
ではなぜ、燻製調理が始まったかというと、昔は冷蔵庫などもなく、食材を長期的に保存できなかったからです。
そこで食材を煙で燻して、乾燥させることによって、食材を長期的に保存ができるようにする調理方法として燻製調理が始まりました。
燻製の起源にはいろいろ説がありますが、石器時代から燻製に似たような調理方法があったとも言われています。
今は技術なども日々発展していて、燻製調理がなくても食材を長期的に保存できるようになったので、「燻製って必要ないのでは?」と思ってしまいますよね。
ですが、燻製調理も同時に進化しており、現代では食材の風味や味の変化を楽しむ調理方法として人気になっています。
2.三つの燻煙法
燻製調理を行うには、燻煙が必ず必要です。
燻煙方法でも、燻煙材(スモークチップ)を直接燃やして煙を出す方法や、他の熱源を使用して、燻煙材を加熱して煙を出す方法があります。
また燻煙方法は、加工する温度によって3種類もあります。
①熱燻(ねっくん)
加工温度が80度を超える高温環境で燻す方法を「熱燻」と言います。
燻煙時に食材が高温で加熱調理されるこの方法は、食材を燻煙する時間も1時間程度と短いので、初心者からでも手軽に挑戦できる燻煙方法となります。
自宅用燻製器やキャンプ、アウトドアでも人気の燻煙方法です。
ただ燻煙時間も短く、食材の水分も残ってしまうため食品の保存には向いていない点はご注意ください。
②温燻(おんくん)
加工温度が30度~60度ほどの環境で、数時間から1日ほど燻す方法を「温燻」と言います。
一般的に燻製という場合は、この「温燻」を指すことが多いです。
この燻煙方法は、食材を高温の環境で長時間燻すので、食材の水分量も減少し、保存食を作るには最も適した方法です。
③冷燻(れいくん)
加工温度が15度〜30度ほどの環境で燻す方法を「冷燻」と言います。
通常、燻煙する場合は、燻煙材を高温に加熱し煙を出すので、加熱して出た煙も高温です。
ですが冷燻の場合、燻煙する時に出た煙を冷やし、冷やした状態を保ったまま燻す必要があります。
煙を冷やすには、設備の準備や気温などの気遣い、温度管理が必要で苦労するポイントです。
また燻煙する時間も他の2つの方法とは違い1〜4週間と長期的で、温かい地域や夏の気温の中で、初心者がこの燻煙方法で燻製に挑戦するには難しいのが現状です。
燻煙する時に出た煙を持続的に冷やしながら、生の食材を長期間にわたって加工しなければならないため、製造は気温の低い冬場が適していると言われています。
3.燻製器の種類
燻製器には、家庭用とキャンプ・アウトドア用があり、形や素材も含めると何種類もの燻製器があります。
シーンに合わせた燻製器を選ぶことで、燻製調理をより一層楽しめるようになるのでぜひ参考にしてみてください。
①箱型燻製器
箱型燻製器は、魚や肉などの吊るす必要がある食材を燻製する場合におすすめです!
箱型の場合は、ある程度の高さもあり、底面積も狭いので、ご自宅のコンロでも使用しやすくなっています。
今は、折り畳み式の燻製器もあるので、移動や携帯にもとても便利です。
②鍋型燻製器
鍋型燻製器は、ご自宅で手軽に燻製をお楽しみいただきたい方におすすめです。
ご自宅のコンロでも、本格的な燻製を楽しむ事ができ、サイズもコンパクトで扱いやすくなっています。
また、収納する際も、鍋型燻製器はスペースを取らないのがポイントです。
注意点としては、鍋型燻製器は煙や匂いが漏れるものもあるので、煙や匂いが漏れにくい設計の燻製器を選ぶことをおすすめします。
③設置型家電燻製器
キッチンに十分なスペースがある場合は、設置型の家電燻製器がおすすめです。
家電燻製器は、手軽に燻煙をお楽しみいただける上に、燻製料理以外にも、焼き魚を焼いたりできるので、毎日の料理でもご活用いただけます。
また、煙や匂い漏れを防ぐ機能が搭載された燻製器を選べば、毎日の調理が快適になるのでおすすめポイントです。
燻製器で使用される素材
①鉄
燻製器の中でも、スタンダードの素材が鉄製の燻製器です。
鉄は熱を良く通し、高温にも耐えられるので燻製器にはおすすめの素材です。
懸念点は、サビやすい素材のためメンテナンスが必要になりますが、
長く使用すればするほど、見た目も変化するので楽しみの一つとなりますね!
②ステンレス
ステンレス製の燻製器は、丈夫でサビにくいのが特徴です。
初心者には扱いやすい素材なのでおすすめします。
③陶器
陶器製の燻製器は、保温性と遠赤外線効果で食材の旨味をより一層感じられるのが特徴です。
陶器製燻製器は重さがあり、落下などの衝撃で割れることもあるので、注意が必要となります。
キャンプやアウトドアには向いていない素材なので、家庭で燻製調理をする際に使用することをおすすめします。
また、値段もお手頃価格で、サイズやデザインもおしゃれな燻製器が多くあるのもポイントです。
④ホーロー
ホーロー製の燻製器は、熱を逃がさず、煙が漏れにくいのが特徴です。
またホーローは、金属をガラス質の釉薬で特殊加工した素材なので、焦げもつきにくい上に、お手入れも簡単なのがおすすめポイントになります。
ですがホーロー製燻製器は、重さがあり衝撃にとても弱いので、取扱には注意が必要となります。
⑤段ボール
段ボール製の燻製器は、初心者でも手軽に燻製料理に挑戦できるのでおすすめです。
100円ショップなどで購入できる上に、燻製調理に必要な網やスモークチップなどがセットで売られています。
また段ボール製は、軽くて持ち運びも楽なのですが、特に後片付けが簡単なのがおすすめポイントになります!
オススメの燻製器ブランド3選
THERMOS(サーモス)
THERMOS(サーモス)は、ドイツ発祥のブランドで、ステンレス製の魔法瓶が特に有名です。
ステンレス製の魔法瓶以外にも、燻製器や調理器具、コーヒーメーカーなどの製造や発売もおこなっています。
そんなTHERMOS(サーモス)から販売されている燻製器は、独自開発された真空断熱技術が使用されているので、煙が漏れにくく、自宅や室内で煙や匂いを気にせずに、気軽に燻製調理をお楽しみいただけます。
Coleman(コールマン)
Coleman(コールマン)は、アメリカ発祥のブランドで、キャンプ用品の製造や販売をおこなっています。
販売しているキャンプアイテムは、機能性やデザイン性が高いのが特徴で、キャンプ初心者から上級者にも人気のブランドです。
Coleman(コールマン)から販売されている燻製器は、ステンレス製の燻製器が多く、サビにくく耐久性に優れているのが特徴となります。
取扱いも簡単で、お手入れも楽なので、燻製器を初めて購入される方にはおすすめのブランドです。
SOTO(ソト)
SOTO(ソト)は、日本発祥のブランドで、新富士バーナー株式会社がアウトドア製品を製造・販売するために立ち上げたブランドです。
元々は、工業用バーナーの製造や販売を行っていましたが、今では国内生産にこだわったランタンやバーナー、調理器具などの質の高いアウトドア製品を多く販売しています。
SOTO(ソト)から販売されている燻製器は、燻製を本格的に楽しめるアルミ製燻製器や自宅用の燻製器、段ボール製の燻製器など種類も豊富なのが特徴です。
高品質ながら手頃な価格なので、購入しやすいのがおすすめポイントになります!
おわりに
今回紹介させていただいた、燻製器の選び方はいかがだったでしょうか。
燻製器にも形や素材などの違いがあり種類も多いので、初めて選ぶ時は迷われるかと思います。
そんな時は、今回ご紹介したポイントを参考にしてみてくださいね!
KULASIFULでは、家庭で使える燻製器をご用意しています!
燻製調理を少し面倒に感じる方もいらっしゃるかと思いますが、本製品はご自宅にあるグラスで、お手軽に燻製を楽しんでいただける商品となっております。
お酒やおつまみなど燻製したいお好きな食材をグラスに入れて、10秒燻していただくだけでお手軽に燻製の香りや風味をお楽しみ頂けます。
燻製調理にチャレンジした事のない方でも手軽に始められますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。